涙の減額作戦 (材木編) [PROJECT]
建築士さんにとんでもない構造の変更をお願いして
「今さら何を?」 と呆れられてしまいましたが、「これだけは譲れません!」 と必死に粘って…
という夢を見た、ちょっと危ないワタシ…(^^;)
さて、スゴすぎて笑うしかなかった、超予算オーバーの見積もりでしたが
そのまま笑って突き進むわけにもいかず、さっそく減額作戦開始!
木をふんだんに使う建物なので、まず取りかかったのが材木の減額。
外壁や梁は米松を使うことになっていましたが
それ以外、つまり柱や床、壁、天井は全て国産無垢材の予定でした。
具体的には、こんな仕様です。
床 檜 (厚:30ミリ)
壁 杉 (厚:18ミリ)
天井 杉 (厚:30ミリ)
床、壁、天井すべて合わせた面積は277㎡なので
仮にそれぞれの㎡単価を1千円下げると、30万円弱の減額になるわけです。
で、まずは一番単価の高い檜の床材をなんとかしようと
玄関、廊下、LDKなどのパブリックな場所は檜のままにして ← そのままかい!
納戸や寝室など、プライベートな場所を杉に変更して計算してみましたが
5万円ほどの減額にしかなりません。
そして色々条件を変えて計算してみたところ、檜を杉に変えるだけではなく
国産材 → 輸入材に変更しないと大幅な減額はムリだと判明。
背に腹は代えられない、ということで輸入材を使う方向で話が進み始め
建築士さんも、今から必要量の材木が確保できるか確認を…
となったところで、ちょっと待てよ…と。
減額することばかり考えて、本質を見失っていないか?
家づくりの依頼先を探しているときに、この建築士さんの話を聞かせてもらい
この方の国産材に対する思いや、家づくりの考え方に共感したんじゃないのか?と。
檜はムリだとしても、国産無垢材に魅かれたんじゃないのか?と。
そしてもう1点。
国産材を使ったら、林野庁の 「木材利用ポイント」 もらえるやん! (詳しくはコチラ → click!)
輸入材を使って30万円予算カットするぐらいなら
国産材を使って上限の30万ポイントもらったらエエやん♪ ← 上限に 届くかどうか 知らんけど…(^^;)
と、だんだん調子に乗って、今度は逆に減額の本質を見失い…
どうせ国産材使うんやったら、みみっちい減額なんかせんと
最初の見積もりどおりで行てまえ~! お~! \( ̄∀ ̄)/
となりましたとさ…
実際の話し合いの中では、ここには書いていない紆余曲折が随分ありましたし
建築士さんが頑張ってくれたこともありますが…
どこが涙の減額作戦やねん?
Thank you ! See you !